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ランニングによる下肢の障害

下肢, スポーツ整形外科

全国各地でマラソンやトレイルランのような長距離を走るランニングの大会が盛んに行われています。ランニングは心肺機能の維持や増進によく、健康なからだを保つためにおすすめのスポーツです。

しかし長距離をひんぱんに走ることにより、足に負担を生じることがあり、時に太ももや膝のまわり、足首や足うらに痛みが出ると、治るのに時間がかかることがあります。

太ももの痛み

太ももの前の痛み:大腿四頭筋の筋肉の炎症などがあります

太ももの外側の痛み:大腿筋膜張筋や腸脛靭帯という筋肉や靱帯の炎症などです。外側の痛みは、ほとんどの場合が筋肉や筋肉を包んでいる筋膜というふくろ、あるいは靭帯(じんたい)が炎症を起こすことが原因です。

太もものうしろの痛み:ハムストリングスという裏側の筋肉の炎症や肉離れなど

ひざの痛み

腸脛靭帯炎:ランニング障害として有名なものは、腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)といって膝の外がわの痛みです。走り出してしばらくすると痛くなったり、走った後、痛みが出てきます。

ジャンパー膝:膝蓋骨というお皿の骨のまわりの靭帯や腱が炎症を起こすと、走る時に痛みがでます。

下腿の痛み

脛骨疲労骨折:ひざ下の真ん中よりややひざに近いところに起こりやすいのが特徴です。

シンスプリント:下腿のうちがわ、足首より少し上の骨に沿った痛みがあいます。

腓腹筋不全断裂:ふくらはぎの痛みで、筋肉を押したり握ると痛みがでます。

 

足首の痛み

前距腓靭帯損傷:足首には靭帯がいくつもついており、特に足首を内側にひねるとこの靱帯をいためることがあります。

腓骨筋腱炎:足首の外くるぶしのやや後ろ側の腱が炎症を起こして痛みがでます。

アキレス腱炎:アキレス腱に炎症が起こるとアキレス腱がかかとの骨につくところが痛くなります。

 

足の痛み

中足骨疲労骨折:練習がハードな時に徐々に痛みがでます。走る時に足が痛くなります。

足底筋膜炎:足の裏の痛みです。足裏にあしゆびを曲げる腱がついていて、これが炎症を起こすと痛みがでます。

踵骨棘:中年以降に多く、足底腱膜がかかとの骨につく付着部に骨のとげがでてきます。足が着地するときに痛みが出ます。

いずれのランニング障害も、適切な治療でよくなります。


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