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転ばないように歩く【MGプレス連載- 動いて健やかに25】

運動と体操

ウォーキングの効用はこのコラムで何回か紹介しましたが、なによりも転ばないで歩くことが大切。「転ばないように歩く」には二つの意味があります。ひとつは「転ばないようになるために歩く」、もう一つは「転ばないように気をつけて歩く」。

まずひとつめの「転ばないようになるために歩く」について。運動不足や加齢で筋肉がおとろえてくると転びやすくなります。脳や関節の病気と並んで、転倒や骨折は高齢者の寝たきりになる原因の代表的なものです。これを防ぐのがウォーキング。1日20分、せすじを伸ばして手を大きく振って、少し速足で歩いてみましょう。ウォーキングは足だけではなく全身の運動。からだを安定させるだけではなく、心臓や肺の機能を高める有酸素運動です。歩くのが大変なら屋内で何かにつかまって足踏みをしてみる。立つのが大変なら椅子に座って足の上げ下げをする。つまり「動く」ということが大切なのです。

二つめの「転ばないように気をつけて歩く」はもっとも大事なこと。体のために良かれと思ってしたことで、けがをしてしまっては本末転倒です。冬は道路も滑りやすくなっています。滑りにくい運動靴を履いて、体の動きを制限しないしっかり暖のとれる支度をして出かけましょう。ウォーキング中はウォーキングに集中すること。何かこころに引っ掛かることを考え、ぼんやりしながら歩くのは禁物。「こころここにあらず」ではなく、「こころをここにとどめて」ウォーキングを楽しんでください。過去や未来にとらわれず「今」だけをみつめることをマインドフルネスといいます。マインドフルネスには「気づき」という意味があります。過去の後悔や未来への不安のようなモヤモヤを抱えながら歩くのではなく、今歩いている自分を感じながら歩く。マインドフルネス・ウォーキングは腰痛や肩こりに効果があるだけでなく、メンタルにもいい影響を及ぼし、健やかな生活を作ります。

MGプレス 動いて健やかに25
2023年1月31日掲載

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