骨粗しょう症は骨がもろくなる病気です。
加齢とともに骨はもろくなり、骨がもろくなると骨折をしやすくなるばかりでなく、背中が曲がってきたり身長が短くなったりします。
骨はからだの中心にあります。その中心がもろくなれば筋肉や内臓にも影響が出てきて、多くの病気のもとになります。( → 病気の説明「骨粗しょう症は万病のもと」はこちら )
また体力がなくなり、ロコモ症候群と呼ばれる寝たきりの原因になることもあります。
骨密度の測定方法には以下のものがあります。
1)DXA法 : 腰椎、大腿骨で計測
2)MD法 : 手で計測
3)QUS法 : かかとの骨で計測
これらの中で一番正確に骨密度をはかれるのは1)のDXA法です。
2)MD法は骨粗しょう症の治療をした場合の効果の判定はできません。
3)QUS法は骨粗しょう症かどうか、という診断には使えません。
このことは2015年の「骨粗しょう症の予防と治療ガイドライン」にも書かれています。
当院には1)のDXA法で調べられる骨密度測定器があります。からだの中心にある腰と股関節を数分で計測できます。最近は行政でも積極的に骨密度検診を行うように呼びかけていますので、ぜひ検査を受けてみてください。
検査の結果はとてもわかりやすくプリントされ、すぐに結果と今後の対策などを患者さまにお伝えします