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Q&A よくあるご質問

ひざの注射にはどんなものがあるの?

膝の関節にする注射で有名なものは、ヒアルロン酸と呼ばれる関節軟骨を保護する物質です。
ヒアルロン酸は、関節の軟骨の中にふくまれています。

軟骨は骨よりやわらかく、関節のクッションの役割をしています。このクッションが加齢とともに少しずつ傷んでくるのは、ごく自然なことです。白髪や顔のしわと同じような、年齢と関係のあるものです。

しかし軟骨がすり減って、立ち上がる時や歩き始めにひざに痛みを感じるようなことがあると、これはそのままにはしておけません。人間のからだにとって「痛みを感じる」ということは、とてもストレスのあることなのです。

ヒアルロン酸をひざの関節に注入することによって、ひざの軟骨を保護し、すり減りを防止し、痛みをとります。このことは科学的に実証されているため、膝と肩に直接注射することだけが、保険診療で認められています。

ヒアルロン酸の注射を続けているとひざの軟骨の治療に有効であるという研究結果も出ています。関節の中に注入されたヒアルロン酸が軟骨の中にしみこんでいって、軟骨をうるおいのあるものにしていくのです。

ヒアルロン酸は治療を重ねていって成果が出てきます。あせらずに治療していきましょう。

もちろん、ヒアルロン酸だけですべての膝の問題が解決できるわけではありません。

非常に痛みが強い時や、関節に水がたくさんたまってしまった時は、ステロイドという炎症をとる薬を注射することもあります。


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