師走年の瀬、今年もあと数日を残すのみとなりました。今日は今年の干支だったウサギにちなんでジャンプのお話。ひとは寝ている時、昼間のようにからだを動かさないので、筋肉や関節はかたくなります。だから起き抜けにからだがこわばるのは当然。腰痛や関節痛が、朝起きた時や動かし初めに強いのはこんな理由があるからです。からだのこわばりは動かし始めるとだんだんよくなるのが普通です。
朝のからだのこわばり解消におすすめなのがジャンプ。朝一番に行うのに最適で簡単な運動です。まず、まっすぐに立って体の緊張をとり、上下に軽くピョンピョン跳び跳ねます。この時、背すじはスッと伸ばして肩と腕の力を抜きます。ジャンプするたびに腕がぶらぶらするくらいの柔軟性を持ちながら20回ジャンプしてみてください。足は床からわずかに浮く程度で、つま先は床についていてもかまいません。これだけで体全体の筋肉が活性化し、こわばっていた関節がゆるくなります。自動車に例えれば、発車前のいわばアイドリングです。
ジャンプをしてみると、思いのほか爽快な気分になるのがわかります。朝、ベッドから出て歯を磨いてトイレに行って椅子に座ってお茶を飲んでMGプレスを読んでー、でもいいのですが、その前にちょっとジャンプしてみてください。気持ちまで軽くなります。膝や腰が痛くてジャンプができない人でも大丈夫。足が地面から浮かなくても、ジャンプをする気になって軽く踵を床から浮かせるだけでもいいのです。つまり「踵落とし」に近い感じです。ただし転ばないように気をつけて。心配なら椅子や机につかまってやってください。一日の準備体操をジャンプから始めてみましょう。
さて来年は辰年。皆さんの来年が昇り龍のような勢いのある縁起のよい1年になることを祈っております。今年もありがとうござました。よいお年をお迎えください。
MGプレス 動いて健やかに42
2023年12月26日掲載