人工関節の手術の後に重要なこと -骨のケア-

ほかの病気との関係, 整形外科全般, 骨粗しょう症

20170626

人工関節手術は、すり減ったひざや股関節を、金属製の関節に取り換える手術です。この手術によって、ひざや股関節の痛みがとれます。

しかし、あくまで人工の関節ですから、手術をしてやりっぱなし、というのはよくありません。重要なのは、むしろ手術後のケアです。人工の関節を入れたその土台となる骨の質が悪いと、人工関節が早めにゆるんだり、さまざまなトラブルが起こります。

そのためには定期的に骨の状態をしっかり検査する必要があります。骨密度は、腰椎、大腿骨、手、足などで測ることができますが、重要なのは腰椎と大腿骨の骨密度です。学会やガイドラインでは、腰椎と大腿骨での計測が勧められています。そして骨密度が低い場合は、骨粗しょう症の治療をすることが重要です。

特に大腿骨骨折が原因で、人工関節の手術を受けた方は、骨粗しょう症の治療はとても重要です。骨密度が高くても、大腿骨や腰椎の骨折をすると、骨粗しょう症と診断されることがガイドラインで決まっているのです。

腰椎や大腿骨の骨折の後、骨粗しょう症の治療をうけていない患者さんは第2、第3の骨折を引き起こす可能性が高く、大きな問題点となっています。

また、骨折ではなくても、人工関節の手術を受けた方は、腰椎や大腿骨の骨密度を測定して、人工関節が長持ちするようなケアが必要です。

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