距骨骨軟骨損傷 ―長びく足首ねんざの痛みの原因―

スポーツ整形, ひざ、股関節、足, ひざ下〜足首〜あし, 下肢(股関節~足まで)

20170313

足首のねんざは、スポーツ以外でもときどき起こることがあります。多くは足を内側にひねってしまって、足首の外側のくるぶしの周辺に痛みと腫れが出てきます。

レントゲンを撮って骨折がないことを確認したら、短期間、添え木や専用のサポータで固定することもあります。エコーで検査をして、外側の靭帯が伸びたり切れていないか調べることもあります。しかしこのような治療をしても、痛みが長い期間続くこともあります。

歩くときはほとんど痛みを感じなくても、走ったりジャンプをするとズキッと痛みが走ることがあります。このような症状が続く場合は「距骨骨軟骨損傷」があることがあります。足首の関節の、距骨という骨の関節面の骨と軟骨がはがれてしまうのです。軟骨だけがはがれるとレントゲンではわからず、はがれたかけらが小さいと、エコーでもわかりにくいことがあります。

この距骨骨軟骨損傷は意外に多く、足首の外側のじん帯をいためた場合、約半数のひとがなっているといわれています。単なる捻挫でも6%以上の人がなっているということです。(日本医師会雑誌145:2624:2017)

このようなときはMRIで検査するとはがれた骨と軟骨がわかります。痛みが続くようであれば、関節内で痛みの原因となっているかけらを取り除いたり、元の位置に戻したりすることが必要になる場合もあります。ねんざの痛みが長びいたら、まずはしっかり診断をすることが必要です。

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