肩の腱板断裂

くびと肩, 肩関節の疾患

20161121

四十肩とか五十肩といわれている病気があります。肩の関節がかたくなり、うでをあげることがつらくなります。髪を洗ったり、エプロンのひもを腰の後ろで止めるような動作で肩が痛くなります。これは肩関節周囲炎という肩の関節のまわりの炎症です。

これに似た病気で、炎症だけでなく肩の関節のまわりを取り囲む筋肉が切れたり、ほつれてしまう「腱板断裂」という病気があります。肩は人間の関節の中で一番動く範囲が広い関節です。

肩の関節のまわりには腱板といわれる筋肉が取り囲んでいて、これが働くことによってうでを挙げたり、腰に手を回したりすることができます。これが切れてしまうのです。けがなどの外からの原因のものと、加齢に伴う自然断裂があります。腱板断裂になると、肩の動きはいいのですが、肩をあげるときにゴリゴリ音がすることがあります。これを礫音(れきおん)といいます。

また腱板断裂の最大の特徴は「夜、寝ている間痛みがある」ということです。これを夜間痛といいます。痛みのわりに関節の動きがいいのも腱板断裂の特徴です。 腱板断裂の治療は、リハビリや薬、注射などの治療と、手術による治療に分かれます。手術以外の治療を保存的治療といいます。

施設によって治療方針がずいぶん違うのが現状です。保存的治療と手術はそれぞれいい面があり、議論されています。腱板断裂と診断されても、あわてずに治療法を考えていきましょう。

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