「母指(ぼし)はお父さんゆび」って知っていますか?

手と指, 整形外科全般, 肘、手、指

20160829

医者が使う医学用語には、一般の方が日常生活で使うコトバと、だいぶちがうことがあります。たとえば指の名前。母指(ぼし)ってお母さん指でしょうか。じつはおや指の事なんです。普通ならおとうさん指っていうから父指って言いそうなものですよね。人さし指は示指、これは分かりやすいと思います。薬指は環指です。

以下、一覧でならべてみます。
最初が一般的な言葉で、かっこの中の呼び方もあります。そして矢印の先が医学用語で、かっこのなかは読み方です。

おとうさんゆび(おやゆび)→母指(ぼし)
おかあさんゆび(ひとさしゆび)→示指(じし)
おにいさんゆび(なかゆび)→中指(ちゅうし)
おねえさんゆび(くすりゆび)→環指(かんし)
あかちゃんゆび(こゆび)→小指(しょうし)

専門用語はにわかりにくいので、みんなにわかるようにする工夫が、法律や行政などいろいろな分野でされています。医学用語も最近はそういう努力がされるようになってきました。最近、一般的になってきた電子カルテは、基本的に日本語で書くようになっています。

カルテはドイツ語か英語で書かれていると思い込んでいる方も多いと思いますが、実は以前からカルテを母国語で書かないのは日本などごく少数の国だけといわれていたのです。最近はそれも世界標準になってきたということです。