立ち上がり、歩き始めにひざの痛みがある

ひざ, ひざ、股関節、足

20160620

「立ち上がる時だけひざが痛くなる」という症状があります。ふだんはそれほどひざが痛いということはないのですが「よいしょ」と立ち上がる時にひざが痛むのです。あるいは、朝起きた時の動かし始めに痛みがあるという症状もあります。また「歩き始めが痛いが、歩き出すと少しよくなってくる」というひざの痛みがあります。

これらの症状の原因の多くは、変形性膝関節症の初期の症状です。変形性膝関節症は加齢と関係してひざの関節の軟骨が徐々にすり減ってくる状態です。50歳以上の7割の人にこういうひざの変形があるといわれています。

このような場合、立ち上がりの瞬間の痛みだけを取り除く、ということはなかなか難しいのです。しかしレントゲンなどの検査をして状態を調べ、ごく短期間、消炎鎮痛薬を使用するという方法もあります。お薬を使っている間に痛みがやわらでいき、ひざの炎症がだいぶ良くなって、1週間ほどたつと痛みがかなり改善してきます。このような薬を使うと関節の中の炎症物質が少なくなるという研究結果もあります。

そのほかには運動療法や、膝の関節にヒアルロン酸を注入する方法もあります。変形性膝関節症の初期では手術は必要でないことが大部分です。
しかし中にはひざ半月板の損傷が原因であることやリウマチが原因のこともあります。なによりも診断をしっかりすることが重要です。「立ち上がる時だけ」でも遠慮せず、お気軽にご相談ください。