「保存療法」は「安静」とはちがいます

リハビリと運動療法, 動かして治す, 整形外科全般

医者のよく使う言葉に「保存療法」というのがあります。あるいは「保存的に治療しましょう」というように使います。

保存療法ときくと「そーっとしておく」というようなイメージが強いのですが、実はそうではないのです。保存療法というのは医者の間で使う専門用語です。保存療法は「そーっとしておく」という意味ではなく「手術療法ではない」という意味です。

腰や膝に病気があって、医者といろいろ相談したけれど結局「手術ではなくて保存的に治療することにしましょう」というように使われます。
ですから、運動療法も立派な保存療法なのです。ですから保存療法は安静療法ではないのです。

「保存療法」は「手術をしないで生活習慣の改善や運動、体操、筋トレストレッチを生活に取り入れて治す」と考えてください。「手術をしない代わりに、じーっとしている」ということではないのです。むしろ、最近は「痛みは動かして治す」という考え方が、治療の主流になってきました。(→2015/10/25のブログ

関節がすり減るような病気を変形性関節症といい、膝や股関節に多いのですが、昔は「それ以上すり減らないように、なるべく歩かないように」などと無理な指導がまかり通っていました。

関節は動かさないとかたくなり血行も悪くなります。このような病気でも動かしていくことが大切なのです。お気軽にご相談ください。