どういう人が手術をするのか

整形外科全般

膝や腰の痛みに対して、注射やお薬、リハビリや運動療法などさまざまな治療法があります。しかし、ある程度病気が進行してくると、なかなかそれだけでは痛みがとれません。そういう時には「手術」という選択肢も出てきます。

しかしこれは医師だけが決めるものではなく、患者さんの意見をよく聞いてから医師と患者さんの共同作業で決めていくことであることは以前のこの欄にも書きました。
(詳しくはこちら→「手術をした方がよいのか、しなければいけないのか」、「検査の結果はどうですか。やはり手術が必要ですか」)

患者さんが自分の意見をいいやすい雰囲気を作るのは医師の責任です。「あの先生には、自分の意見はちょっと言いづらいなあ」といったようなことでは、患者さんは本当に困るのです。

このことは、あんがい知られていないことですが、重要なことなので、私の著書「腰痛をこころで治す -心療整形外科のすすめ」にもくわしく書きました。「絶対しなければいけない手術」というものはありません。

手術の決定には「痛くて困っているか」ということが重要です。ある患者さんは、日常生活の過ごし方をいろいろ工夫して痛みとうまくつき合っています。しかし別の患者さんはそれより軽い痛みでも、日常生活に大変支障をきたしているとします。するとふたりの患者さんに対する治療法は違ってくるのです。

痛みを受けとめる患者さんの気持ちが治療方法を決定するのです。そして気持ちを理解するためにはなによりも患者さんのこころに対するアプローチが大切です。お気軽にご相談ください。