腰痛はこわがらずに動かして治す

リハビリと運動療法, 腰痛と坐骨神経痛, 腰痛のリハビリ

腰痛になると、痛くなることをこわがり、なかなか腰を動かさなくなってしまいます。
病院でレントゲンを撮って、医師から「腰の骨に少し変化が出ていますね」と診断されると、なんだか心配になってしまうものです。

しかしこのレントゲンの変化はほとんどが「変性」とか「退行性変化」といわれるものです。これを一般的な言葉でいうと「年齢による変化」なのです。年齢に伴う変化ですから、顔のしわや白髪の同じように、むしろ「変化が出てくるのがふつう」なのです。

このレントゲンの変化は40歳以上では半分の人に、60歳以上ではほとんどすべての人にみられるのです。しかし「骨に変化が出ている」と医師からいわれると、心配になり、よけいに動かさなくなります。そうすると腰の筋肉がやせてかたくなり、血行が悪くなって、さらに腰痛が悪化します。

痛みをこわがり運動することを避けるこの悪循環は「恐怖回避思考」といわれています。恐怖回避行動があると、治る腰痛も治りません。恐怖回避思考をやめて、「腰痛は動かして治す」と考えることが大切です。

腰痛の最もよい治療法は「運動療法」であるということが、最近の研究からはっきりわかってきたのです。
少しの痛みなら、腰の曲げ伸ばし運動をしていくことによって、ほとんどの腰痛が軽くなります。