スポーツをするときに感じるひざの痛み

スポーツ整形, ひざ, ひざ、股関節、足, 下肢(股関節~足まで)

スポーツをするときに、ひざの痛みを感じる時があります。大きなけがをしたわけではないのに、走ったりジャンプをする瞬間に痛みが走ります。病院でレントゲンやMRIの検査を受けても「特に異常はありません」といわれたりします。このような痛みが意外に多いのです。

レントゲンやMRIでわかるのは、膝の関節の中の、半月板といわれるクッションの故障や、関節をつなぐ靭帯の異常などです。これが切れたり割れたりしなくても、関節のまわりの筋肉や腱などが炎症を起こしたり、痛みを持ったりすることがあるのです。簡単にいえば「手の腱鞘炎」みたいなことがひざに起こるのです。

お皿の骨(膝蓋骨)の周囲のスジが痛くなる膝蓋腱炎(しつがいけんえん)や四頭筋腱炎(しとうきんけんえん)はジャンプをする競技の選手に多く「ジャンパーひざ」ともいわれます。

走ることが多い競技で起こる、ひざの外側のスジが痛む腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)もあります。この他ひざの後ろや、お皿の内側などさまざまなところが痛くなる病態があります。

いずれも手術をするようなことにはなりません。しかし、痛みがあるとアスリートはよいパフォーマンスを出せず、それが長く続くとメンタルにも落ち込んできてしまいます。

治療の基本は「炎症をおさえて痛みをとっていく」ということなのですが、安易に「スポーツを休む」という選択をする必要はないと思います。「休め」ということは簡単ですが、重要な試合をひかえたアスリートが、そう簡単に休むことはできないのが現実です。

このようなアスリートの環境やスケジュールを十分考えて、治療メニューを作っていくのがスポーツドクターの役目です。日本体育協会ではこのような治療ができるスポーツドクターを養成して公認しています。

ちょっとしたマッサージやストレッチの工夫で、スポーツを休まずに治していくことは十分に可能です。

重要な試合の前に痛みで一人悩むことはありません。お気軽にご相談ください。