ひざの痛みに運動がいい理由

ひざ, ひざ、股関節、足, 整形外科全般

加齢と深い関係があるひざのすり減りを変形性膝関節症といいます。ひざの軟骨がすり減ってきて、痛みや腫れが出てきます。ときにはO脚変形になったり、正座ができなくなったりします。立ち上がりや歩きだしが特に痛く、膝の裏がわのすじがつっぱる感じがする人もいます。

このような膝関節症の治療として、もっとも重要なものは運動です。ひざの周囲の筋肉をきたえることによって膝関節を安定化させ、またひざの血行をよくして痛みをとっていくのが、運動が効く理由です。

以前は「歩くとひざの軟骨がすり減る」と、さも、歩くことがひざによくない、というように言われていました。

せっかく歩くためにある足なのだから、すり減りを予防するために歩かない、というのはおかしなことだと以前から思っていました。
案の定、最近の研究では、歩くことはすりへったひざにもいいという事がわかってきたのです。

歩くことによって、ひざの軟骨の細胞が活性化され、炎症をおさえる反応が強まるのです。さらに、ひざの軟骨細胞は、適度な力が加えられると、炎症をおさえる物質が産生されることもわかってきました。

つまりウォーキングなどの適度な運動が、すり減ってきたひざによい治療になるということです。

せっかく歩くためにある大事な足、すり減ったからといって歩かないのではなく、さまざまな治療を組み合わせて、うまく治療することで、いつまでも使えるひざにしていくことができるのです。お気軽にご相談ください。