リウマチは患者さんによって効く薬がちがう

治療とくすり, 関節リウマチ

現在日本で使われているリウマチの薬は、以下の3つの仲間に分けられます。

  1. 消炎鎮痛薬とよばれる薬。リウマチによる炎症をおさえます。ステロイドという薬と、ステロイドではない薬の2種類にわけられます。
  2. リウマチという病気の免疫異常に着目して、その性質を変化させて治していく薬です。DMARD(ディーマード)とよばれます。よく使われているものに、メソトレキサート(リウマトレックス)やブシラミン(リマチル)、サラゾスルファピリジン(アザルフィジン)などがあります。
  3. もっとも新しい薬で、リウマチで起こる免疫反応自体を強く抑えて治していく薬です。生物学製剤とよばれます。エタネルセプト(エンブレル)やアダリムマブ(ヒュミラ)など7種類の薬があり、すべて注射です。

現在、リウマチの治療の主体となっている2)と3)の主なものだけで20種類近くの薬があります。
なぜこんなに多くの薬があるのでしょうか。

リウマチという同じ病気でも、それぞれの患者さんで、効く薬がちがうからです。どういう人にどの薬が効くのか、事前に検査をしてわかるようになればいいのですが、まだはっきりわかっていない部分も多くあります。
検査だけではどの薬が効くかわからない部分は、リウマチ専門医の経験に頼らざるを得ません。

効く薬がみつかるまで時間がかかることもありますが、経験を積んだリウマチ専門医であれば早期にまとを得た薬がみつかることが多いです。

現在使われている薬の中では最も新しく、最も進化したタイプの生物学的製剤は、これまで薬が効かなかった患者さんにもよく効くことが知られています。
「私のリウマチは薬が効かない」とあきらめずに、ぜひご相談ください。