リウマチの薬が効かなくなってきたら

治療とくすり, 関節リウマチ

リウマチにはいろいろな薬があります。現在、最も使われている薬は2種類あります。ひとつはDMARD(ディーマーズといいます)といわれる飲み薬です。この中にも何種類かの薬がありますが、代表的なものは、週に1~2日飲むメソトレキサート(商品名はリウマトレックスなど)です。
もうひとつが生物学的製剤です。これは注射薬です。生物学的製剤は「バイオ」とも呼ばれ、現在7種類のバイオが使われています。

さて、これらの薬は患者さんによって、効く薬が違います。同じリウマチでもAさんはDMARDのある薬が効き、Bさんにはバイオのある薬が効く、というように、患者さんによって効き目がことなるのです。
さらに難しいのは、この効き目がずっと続くかというと、ある期間が経つと効き目がなくなってくることがあることです。ずっと効いていた薬が数年たって、突然効かなくなることがあります。お薬が効かなくなることを「エスケープ現象」といいます。現在、さまざまな研究機関で、なぜ、エスケープ現象がおこるのか研究されていますが、いまだにはっきりした原因は分かっていません。

リウマチでは、このエスケープ現象が出た時にうまく次の治療手段に移ることが大切です。
エスケープ現象の診断には、患者さんの自覚症状が一番の目安です。ずっと薬で関節痛が抑えられていたのに、とりたてて原因がないのに関節痛がぶり返してきたりします。このような時は血液検査で炎症反応が強くなっていることが多いです。

エスケープ現象を恐れてからだを動かすことをためらっていてはいけません。調子のよい時は、運動を生活に取り入れて、なるべくからだを動かすことが肝心です。エスケープ現象はいつ来るかわからないのですが、少しでも体調に異変を感じたらすぐに医師に相談することが重要です。お気軽にご相談ください。