骨粗しょう症の薬は、いつまで飲めばいいのか

検査と治療, 骨粗しょう症

患者さんから「骨粗しょう症のお薬は、いつまで飲めばいいの」と聞かれました。

骨粗しょう症は骨がもろくなる病気です。ほっておくと骨折をおこすことがあります。それよりなにより問題なのは、からだの芯棒である骨が弱くなると、足がふらつき転びやすくなったり、疲れやすくなります。さらに問題なのは元気がなくなったり、寝たきりになったりすることです。骨密度が低くなると、認知症になりやすくなり寿命が短くなる、という研究結果もあります。
骨が弱るという事は、決して骨だけの問題ではないのです。

最近の骨粗しょう症のお薬はとてもよくなり、骨が弱くなるのを防ぐだけでなく、治療を続けていると骨密度が高くなっていきます。
しかしこれには少し時間がかかります。高血圧やコレステロールと同じように、骨粗しょう症も1ヵ月や2カ月ではなおりません。
骨を強くするのにはある程度の時間がかかるのです。
骨粗しょう症の薬は現在30種類近くのものがありますが、少し時間をかけて続けることが肝心です。

まずはお薬を半年続けてみましょう。重要なことは、ただ漫然とお薬を飲み続けるのではなく、定期的に骨密度を測定し、骨の働きを測るための血液検査をすることです。そして、その結果をみて、患者さんと今後どうするかを相談します。お気軽にご相談ください。