慢性の肩こりや腰痛の意外な原因とは

くびと肩, 整形外科全般, 肩こり, 腰痛と坐骨神経痛, 腰痛の原因と症状

慢性の肩こりや腰痛には、意外な原因がひそんでいることがあります。それはからだ以外の原因、ストレスや不安、職場や家庭環境の問題、気持ちの沈み、などです。

診療をしていると、昔と比べて最近は、患者さんの方から「最近、仕事がちょっときつくて。この肩こりにはストレスも関係しているような気がします」と話してくれることがとても多くなりました。「こころの時代」となり、患者さんが、自分で自分をみつめることができるようになってきたのだと思います。まじめな人ほど、こころががまんした分が、からだに出てきてしまうのです。

病気には生物・心理・社会・倫理学的原因があるといわれています。要するにすべての病気は、生物(バイオ),心理(サイコ),社会(ソシオ),倫理(エシカル)の4つの原因から成り立っているのです。フィジカルなものだけではなくて、そういうさまざまな原因から体に不調が来るのです。

昔は「そんなものは気のせいだ」ですまされていました。でも決してそうではないのです。あなたはびっくりしたら心臓がドキドキするでしょう。びっくりという感情から心拍数が上がるという体の変化が出てきます。恥ずかしいと顔がほてるでしょう。まずいなと思うと冷や汗が出るでしょう。みんな心のところから体に症状が出てくるのです。
そういうことがやはり痛みにもあるのです。昔は、喘息や高血圧や胃潰瘍など内科で診るような,そういう患者さんが多かったけれども,今は肩こりや腰痛がとても多いのです。
このようなこころとからだの関係を、東洋医学では心身一如といいます。内臓系ではなくて肩こりや腰痛として出るのは,現代という時代的な背景が影響しているのです。  
私は整形外科専門医であると同時に心療内科学会評議員、登録医として長年、整形外科のそんな原因に対しても治療を行ってきました。ぜひお気軽にご相談ください。