ふとももから足の痛みとしびれに効く意外な治療法

ひざ、股関節、足, 下肢全体, 坐骨神経痛, 整形外科全般, 腰痛と坐骨神経痛

お尻から足にかけての痛みにはいろいろな原因があります。中でも多いのが坐骨神経痛です。坐骨神経痛は脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアが原因になります。お尻からふともも、ふくらはぎや足首まで痛みが走ります。坐骨神経痛は最近話題の神経障害性疼痛の仲間です。

しかし坐骨神経痛とは別の病気があります。下肢静止不能症候群という病気で、別名むずむず足症候群ともいわれています。寝る時やじっとしている時に足に違和感を感じて、足をじっとしていられなくなり、寝不足になることがあります。このむずむず足症候群では、足の痛みやしびれが出ることがあります。足の痛みは寝ている時など安静にしている多く出てきますが、昼間動いている時も出ることがあります。
場所も足全体や、ふとももだけ、ひざだけ、足首から下、とさまざまです。「じわじわした痛み」や「びりびりしたしびれ」「足がほてる」など、また「足が冷たくてしんしん痛む」「足の置き場がない感じ」「寝ていると足がつって起きてしまう」「何とも言えない違和感」などの症状もあります。神経障害性疼痛とかなり近い症状です。
消炎鎮痛薬や神経障害性疼痛治療薬で痛みが止まらなかった患者さんに、むずむず足症候群の治療をして、シビレや痛みの症状が劇的に治りました。患者さんは「長い間びりびりしびれて困っていたのに、治療を始めて1週間で不思議なくらいしびれがとれた」とびっくりしていました。

私は、坐骨神経痛や神経障害性疼痛と診断されている患者さんの中に、むずむず足症候群の患者さんがたくさんいると考えています。坐骨神経痛の原因を調べるために腰のMRIを撮ったけれど「異常なし」といわれた患者さんも多いと思います。
このようなしびれや痛みには、神経を鎮静化するお薬やドパミン神経に作用するお薬がよく効き、ある種の物理療法もかなり効果的なことがあります。
治療をしてもなかなか治らない足の痛みしびれ。あきらめないで、なんとか解決法を探してみましょう。