リウマチの免疫力とストレス

原因と症状, 関節リウマチ

関節リウマチは、いまだに原因がはっきりわかっていない病気です。手や指の関節が腫れ、朝起きたときに手がこわばります。足首や膝、肘や肩も痛んだり腫れたりすることがあります。

免疫力は本来、細菌やウイルスなどの「外敵」からからだを守るためのものです。リウマチはその免疫力が異常を起こし、自分の関節を外敵と認識してしまい、自分で壊していってしまうのです。
このような免疫力の異常による病気は「自己免疫疾患」といわれています。自己免疫疾患で有名なものは膠原病(こうげんびょう)です。膠原病にはエリテマトーデスや強皮症などの病気がありますが、関節リウマチは最も多い膠原病なのです。

免疫力にはストレスが深く関係しています。ストレスがかかると免疫力が低下したり異常をおこすのです。ストレスを起こすものには、職場の人間関係や家族内の問題のほかに、季節や陽気の変動もあります。疲労や運動不足も原因になります。季節の変わり目や仕事のストレスでリウマチの症状が強くなることはよくあります。
以前のことです。リウマチを治療していたAさんは、秋の職場の配置転換をきっかけに手足の関節の痛みが強くなりました。ちょうど寒くなる時期が重なったことも原因でした。
こういう時に関節の薬を強くしても効果はありません。Aさんの話を聞き、気分が落ち込んでいることがわかったため、不安を和らげる薬やうつの気分を治す薬を少し使っていただいたところ、すぐに症状は改善しました。

リウマチには基本的な治療のほかに、ストレスが強いときにはそれに対する治療も必要なのです。こころとからだのバランスをとることがリウマチの治療には欠かせないのです。