その痛み、なぜ周りはわかってくれないのか

くびと肩, ひざ、股関節、足, 上肢全体, 下肢全体, 整形外科全般, 肘、手、指, 肩こり, 腰痛と坐骨神経痛, 腰痛の原因と症状

10/20(日)、東京で「その痛み、なぜ周りはわかってくれないのか」という市民公開講座が開かれました。NPO痛み医学研究情報センターや厚生労働省痛み研究事業などの共催で、私は講師として招かれて講演をしました。
http://www.pain-medres.info/seminar/index.html

あいにくの強い雨で来場者は少なかったのですが、とてもいい会でした。準備に奔走されたセンターの先生方、ありがとうございました。

私のほかに、慢性疼痛症候群や複合性局所疼痛症候群を外国で治療したお二人の方が経験談を講演しました。おふたりの講演の中で印象に残ったのは「運動はとても大切」とおっしゃっていたことです。このブログや私の著書でも、運動療法が腰痛や肩こりなどの痛みを治すために、いかに有効であるかということを書いてきました。
痛い→動かない→血行不良→痛み物質の蓄積→痛みの増強、という悪循環を断ち切るためにはとても運動は大切なのです。しかし痛みのために運動ができない、ということもまた痛みをかかえる患者さんのまぎれもない事実なのです。難しい問題ですが、私はかならず解決策はあると思っています。

もうひとつ印象に残ったことはお二人の慢性疼痛の経験者が、とても前向きだったという事。厳しい現実を突きつけられても、なんとか乗り切っていったお話は感動的でした。しかし痛みの真っただ中にいる患者さんは、そんなエネルギーでさえも痛みに奪われてしまうのもまた現実です。これについてもなにかきっと解決策がある、というヒントをもらった講演会でした。